生物統計家を目指す、従事していて統計学について何を勉強すればよいか考える機会があるかと思います。そこで資格などで統計学と検索してみると、統計検定という資格が目に付くかと思います。自分も学生の時に受験し、統計検定1級までは合格いたしました。
そこで、自分が統計検定を受験してよかったこと、今の業務にどのように活かされているのか等を自分の所感マシマシで書いていこうと思います。
統計検定とは?
統計検定とは、日本統計学会が公式に認定している全国統一試験です。
データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして国際社会で広く認められています。この国際的社会に通用する統計の知識・技能やその活用能力を評価・認定する検定試験が、日本統計学会によって開発された「統計検定」です。
下記に公式ホームページのリンクを入れておりますので、興味がある方は一度ご確認ください。
統計検定を受験してよかったこと
自分が感じた統計検定を受けてよかったことは大きく3つあります。
- 就職/転職活動の時に使うことができる
- 統計学の基礎から応用まで学ぶことができる
就職/転職活動の際に履歴書や職務経歴書の資格一覧に統計検定の実績を乗せることができます。自分の体験談ですが、製薬業界を中心に就職/転職活動をしていた際にも面接で「1級持っているの!?すごいねぇ」と言われることが何度かあったため、統計学の知識をある程度は持っていると判断されるかと思います。
統計検定に合格するには基礎的な統計学を勉強する必要があります。統計検定1級ではさらに統計応用で4つの分野から1つ選択し、勉強していく必要があります。これらを学ぶことでデータの見方や解釈といった信頼性のある分析力を身に着けることができます。
今の業務にどのように活かされているのか
自分が製薬業界で働いてきた中で、統計検定を受験した経験はどのように活かされているのかを紹介していきたいと思います。
この試験の解析は何をやっているんですか?
第3相試験のサンプルサイズを計算してください。
このような依頼が来ることがありますが、統計解析について説明するときには、どのような解析を行っているのか、得られた結果の解釈はどのように与えればよいのか等を統計検定を受験した時の知識から説明できることがあります。(もちろん全てでありませんが。。。)その解析について少しでも勉強したことがあるなら、それを下に調べることができます。
また、サンプルサイズと聞いて何をすればよいか、どのような情報があれば、計算できるかなど基本的なところは統計検定の問題でも出てくることがあります。
まとめ
今回は統計検定を受験する意味について自分の経験から受験してよかったこと、業務の中で活かされていることを説明していきました。別のコラムでは統計検定の勉強法についても紹介できればと考えておりますので、お楽しみにしてください!