統計検定2級合格後は統計検定準1級に向けて勉強し始めました。そのため、今回は統計検定準1級の内容、勉強法及びおすすめの書籍を紹介していこうと思います。
統計検定準1級の試験内容
大学において統計学の基礎的講義に引き続いて学ぶ応用的な統計学の諸手法の習得について検定します。具体的には下記の内容を踏まえ、適切なデータ収集法を計画・立案し、問題に応じて適切な統計的手法を適用し、結果を正しく解釈する力を試験します。
統計検定準1級合格に必要な能力
- 統計検定2級の内容の理解
- 各種統計解析法の使い方および解析結果の正しい解釈
受験方法 | CBT方式試験 |
出題形式 | 5肢選択問題、数値入力問題 |
問題数 | 25問~30問 |
試験時間 | 90分 |
合格水準 | 100点満点で、60点以上 |
統計検定準1級の勉強法
統計検定2級の時と同じですが、まずは過去問を解いてみて、問題文が理解できるもの・できないものを判別することから始めていくことが多いかと思います。ただ、内容範囲が広いため、意味が分からない・初めて見る単語/解放が出てくるかと思います。そのため、統計検定2級の時よりも広範囲に勉強していく必要があります。
また、こちらも同様ですが、実際に手を動かして問題を解いていくことが大事かと思います。選択式のほかに数値入力があるため、電卓等で計算できるとはいえ、解き方の流れをつかんでおくことが重要です。そのため、手を動かして、問題を解いていき理解を深めていくことが重要です。
統計検定準1級の個人的おすすめ書籍
ここからはおすすめ書籍を3つ紹介したいと思います。

統計検定準1級公式問題集 日本統計学公式認定
日本統計学会公式の過去問が収録されている問題集。おおよそ3年分の過去問が入っているので、何度も解き、復習することで問題への理解、解き方を学ぶことができるかと思います。解答も丁寧に記載されているので、分からない問題が出てきても、理解することができるかと思います。
より前の過去問が掲載されている問題集もございますが、2022年以前は紙媒体を利用したPBT方式試験のため、少し問題の問いかけが異なるかもしれません。
より前の過去問が掲載されている問題集もございますが、2022年以前は紙媒体を利用したPBT方式試験のため、少し問題の問いかけが異なるかもしれません。

自然科学の統計学
統計検定2級の時に紹介した本に加えて、こちらの本はより広範囲の内容が含まれています。そのため、難易度も高いかと思いますが、理解することで統計学の基本から応用まで理解できるかと思います。
問題はそこまで多くないのと、回答が丁寧ではないので、教科書として読み解いていくことをお勧めいたします。
問題はそこまで多くないのと、回答が丁寧ではないので、教科書として読み解いていくことをお勧めいたします。

数理統計学 基礎から学ぶデータ解析
数理統計学の基礎を学ぶことができる本です。統計学に関する基礎の内容が記載されていることに加えて、問題もいくつかあり、解説も丁寧に記載されているものが多くあります。問題の難易度は少し難しめですが、この本を理解することで、統計学の基礎を学ぶことができるかと思います。
まとめ
今回は統計検定準1級の内容、その勉強の中で使っていた書籍や勉強法を紹介していきました。実際に過去問を解きながら、分からないことは教科書で調べていき、理解を深めていく勉強法が一番良いかと思います。内容も広いため、分からない単語・分野についての書籍も発刊されておりますので、それらの基礎的な内容が載っているものを選んで勉強していくことも効率的な方法かと思います。皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。